インフレがジワジワ進行していることが感じ取れる今日この頃、スーパーで販売される食品の価格は数年前とは見違える価格。
他の高級志向の食材に多少の値上げはあっても、これだけはもう価格を上げて欲しくないというものにカマンベールチーズがあります。
カマンベールチーズの今を記録
お馴染みの大手乳製品メーカーから発売されている丸いパックに入った6つ切りタイプの商品、庶民には親しみのある味かと思います。
このチーズがこれからの時代にどう変化していくのか?先が見えないところですが現行商品のサイズを記録に残すことにしました。
チーズの重さとサイズ
サンプルに用意したのは雪印のカマンベールチーズ。
100とかかれているのは100グラムの意味でしょう。
先にパック入りの状態で重さをチェックしました。
雪印のカマンベールの重さは透明のパックに入った状態で118グラム。
パックから出すと110グラム。
ここで大きさを包みの上からノギスを軽くあてて計ります。
やや凹んで見えますがそっと当てている感じです。
この際だからと一気に食べたりはしないので2切れだけ計ってみると35グラムでした。
かける3で計算すると105グラムで表示より5%多めということになります。
十勝はコスパが良いが容量も少なめ
スーパーでは雪印より十勝のほうが価格がお求めやすい設定になっていますが、十勝のカマンベールチーズは容量が90グラムと少なめ。
外箱をを比較しても雪印より少しだけ厚みがありません。
透明のパックもごらんの通り中が寂しく感じてしまうほど。
実際の重さも表示通り約14gほど軽いのが十勝のカマンベールチーズ切れてるタイプ。
こんなですが、私がいつも選んで食べているのは十勝の方。雪印は今回は特別に準備しました。
庶民から遠のくカマンベールの価格
食用に使われる生乳の生産に係る事情により乳製品が値上げになり大手の乳製品メーカーが行ったのは、カマンベールチーズの販売量を少なくし値段は据え置いたとう手段でした。
もう数年前のこと、近年、酪農家が少なくなっているために乳製品の価格が一斉に上げられたという背景があったと記憶しています。
そして、ここのところの物価上昇が影響したのか、はたまた気のせいなのか最近スーパーで購入したカマンベールチーズが更に小さく見えるのは自分だけでしょうか。
これ以上、価格を据え置く代わりにサイズを小さくすると、外箱や中身の包装も大きさの変更を余儀なくされるため、次の値上げは実際の価格に転嫁されるのは覚悟しなければなりません。
もっと食べて需要に貢献しよう
物価上昇の以前に乳製品が値上がりした理由は、需要の減少によるためか、牛乳を生産する酪農家が減少したためだとすると。
私たち消費者に出来ることは、もっと乳製品を食べて需要を喚起し酪農産業の活性化に貢献すること。
いささか単純すぎますが、本当に美味しい物は多少価格が上がろうとも好んで食べることで消費者も満たされた気分になれます。
多少需要が上がったところで価格が元に戻るのは難しいかもしれませんが、このまま需要が低迷すれば、カマンベールチーズに限らず乳製品そのものが簡単には手を出せない物になってしまう心配もあります。
そして、もっとも大事なことは心から美味しいと思う食べ物は、対価を堂々と支払い楽しく味わい食の時間を贅沢で満たされた時間にしましょうということでしょう。