カレー専門店のCoCo壱番屋で盛んに味噌汁を勧めるようになったのは何時からだったでしょう。
これって地元の東北の店にしかないのかな、震災後の復興を目的にだとすると随分経ちます。
かれこれ10年近くにはなるの思うのですが、カレー食べに来た客に味噌汁を奨める理由が理解できないのが正直なところです。
カレーに味噌汁という贅沢
テーブルに置かれているポップはカレーライスに味噌汁は併せない派の自分にとっては煩わしいだけなので避けていましたが、味噌汁画像を毎回目にする度に怖いもの見たさのような興味が湧いてきました。
でも、心の底から味噌汁を食べたい訳ではなく本命はカレーライスです。
カレーに味噌汁というと、ファミレスあたりのメニューでは味噌汁がつかないのが普通かなという印象で、味噌汁がつくとしたらどこかの社員食堂とかビジネスホテルの朝食なんかで付く感じでしょうか。
それだけカレーに付く味噌汁はレアな存在で、あえてこの組み合わせを求めるのは少しの贅沢に当てはまることでしょう。
それと、ただでさえ高カロリーなカレーライスに、塩分多めの味噌汁とは大人な自分にとって何か挑戦状を突きつけられた気分がしないでもありません。
CoCo壱番屋の味噌汁
そんなことから、注文してみたCoCo壱番屋の味噌汁がコレ。
なんの変哲もない大きめな麩の入った味噌汁です。ポップによれば仙台味噌、仙台麩、三陸わかめを使った東北というより宮城ひいきな具を使っています。
ワカメはとろとろ感の柔らかさがあり、味噌はキリリと引き締まるような味わいのする、まあまあな味噌汁ですが、カレーとの食べ合わせに至っては自分の意識を覆すような革新をもたらすことはありませんでした。
あえて感想を言うなら、カレー食べている途中で味噌汁を飲むと一口飲んだ途端に口の中のカレーの風味がかき消されます。逆に口直しには丁度良いので最後の一口は味噌汁を飲んだ方が後味は良く、食後に残るカレーのしつこさみたいなのはないのではと思われます。
一緒に食べたら汗吹き出る組み合わせ
やや覚悟はしていたのですが、ただでさえスパイスの利いたカレーを食べると汗が出やすい自分にとって、温かい味噌汁で更に体温を煽ると冬でも汗が吹き出します。
今回、甚だ期待はしていませんが、脂肪燃焼スイッチを入れたいときには体温上昇へは味噌汁が一役かってくれそうです。
この日は食事が済んだ後でも汗が少し引くのを待ち少し食休みをしてから会計をすませました。
カレーと味噌汁な贅沢な組み合わせの感想は、食べ終わった時点では次回も直ぐに味噌汁を注文したいとまではいかないところです。
この先、思い出してカレーに味噌汁付けたいと思うかは微妙です。塩分を取りたい夏か、大量の汗をかきたい気持ちになる真冬でしょうか。
余談ですが、この日食後に数分たって汗が落ち着いたころ隣の席のサラダ食べ終わったオジサンがメインのほうれん草カレーはまだかと訴えていました。
時間かかりすぎなので忘れられていたのでしょう。味噌汁どうこうよりオジサンが気の毒でなりませんでした。
