少し前にスタバから見た目が変なスイーツが出たと話題になっていた「クリームパイ ブルーベリー&ココア」。
実際にテーブルで目にしてみても、ややグロテスクな感じが否めない食べ物です。
ここがキモいクリームパイ ブルーベリー&ココア
見た目はキモイと言われて不評ですが、そんなスイーツに限って味は意外に美味しかったりします。
味も見た目もNGだったらお店のケースには並ばないことでしょう。
衝撃的な見た目の一番のポイントはココア味のパイ生地からはみ出ったピンクの粒々。
このスイーツの名前にあるブルーベリーは、この小さな丸い粒に由来しているのかと思いきや正体は「ストロベリーパウダー入りのパールチョコ」でした。
味はストロベリー風味でホワイトチョコが使われています。
このピンク色、見た目のわりにしっかりとした甘さを表面に備えています。
私的な感想ですが、ココアの茶色地にピンクという組合せが日本人には余計インパクトが強すぎるのでしょう。
ピンクじゃなくてライチの果肉みたいに白を採用してくれれば評判は良かったのではないでしょうか。
中身はブルーベリー味のクリーム
この「クリームパイ ブルーベリー&ココア」を今回食べてみたのは、もちろん事前情報からの見た目が気になっていて味を確かめたかったからです。
いざ食べ始めて最初の感想は見た目どころではなく食べづらいと感じたことです。
いつもスタバのスイーツを食べる時には画像を記録していましたが、表面のパイ生地がしっかりしていて千切りづらく食べる時にボロボロとテーブルに巻きちらしてしまいました。
注文のとき店員さんにフォーク使いますかと聞かれましたが、「クリームパイ ブルーベリー&ココア」はフォークがあったほうが食べやすいです。
パイ菓子だから「こんなの手づかみだろ」という考えは、スイーツの味に及びそうなほど甘かったことでしょう。
そんな手づかみで千切ったことにより飛び出たブルーベリー味の生クリームは絶品の美味しさ。
変な見た目を遥かに凌ぐブルーベリーのパイ菓子
見た目のインパクトのほかに想定外の食べづらさに面食らったものの、実は食べ終わってから、もう一つ食べてみたいと思うほどの美味しさだと感じたのが正直な感想です。
このクリームパイ ブルーベリー&ココアは、私が良く出向く店舗では、最近ケースの中に置いたあったりなかったり。
もともと店舗限定とのことですが、一度食べて味を体験しての感想と、やはり他では見られない異色なフォルムから怖いもの見たさならぬ「キモイもの食べたさ」みたいな感情もそそられます。
そんな事情からクリームパイ ブルーベリー&ココアには、他の季節のスイーツより息が長いフードメニューであってほしいと今更評価しているところです。
食べる前には、SFアニメに出てきそうな生き物とか昆虫食の類のような位置づけだった「生クリームの中にブルーベリー」でしたが、その味を知ってからはキモ可愛らしさではなくコーヒーに合うパイ菓子へと評価が変わりました。
クリームパイ ブルーベリー&ココアこのギャップを狙っての商品企画だったのかもしれません。